懇親会の参加受付は先着35名まで。 (懇親会をキャンセルされる場合、セミナー当日5日前以降は 実費を徴収させていただきます。ご了承ください。)
現在の英語教育は高校・大学への入試合格を目的とし、主に正確さを求める英語教育であるため、中高で6年もの間英語学習を行っても言語としての英語力が身に付いていない。英語運用能力を向上させるためには、大量のインプットを行うことにより、4技能の流暢さを向上させる必要がある。その基本となるものが多読である。ここでは教室で多読を導入し、成功に導く効果的方法を、これまでの様々な多読指導者の実践を基に説明する。
多読授業でよく用いられる英文図書(GR, LR, 絵本、児童書、一般小説)を、種類、レベル、ジャンル等の特徴から、シリーズ毎に分類し、その活用例とともに紹介します。
海外の絵本を用い、楽しく町の英語教室で児童と英語に触れていくレッスン報告です。英語の絵本やリーダーは、英語力をアップできるのみならず、海外の文化や習慣など、生活そのものも学べて有益です。幼稚園児から大学生までが通う当教室での、英語絵本の取り入れ方、児童の英語多読の様子、保護者の反応、効果など、ありのままをお知らせします。児童と共に歩んでいく英語多読の魅力を、実践例を示しながらお伝えします。
中2から週1回の多読授業を始めました。自らもORTなどの児童書を低いレベルから楽しみながら読み、多読の効果を実感した上で、授業での導入に踏み切りました。その結果、様々な面で多読の効果が表れ始め、生徒たちの変化に驚いています。良質なインプットが保証し、英語のセンスを磨くことができ、同じく授業内で実践している多話多書に有機的に結びついている多読。従来の指導方法を大きく見直し、4技能をバランスよく高める授業を実践するおおきなきっかけ、そして軸となっている多読の魅力をあますことなくお話しします。これから多読をはじめようとお考えの中高の先生方のお役にも立てると思います。
有名進学校だけに活用できるのが多読ではない。読書はそれぞれのレベルで独自に実施すべきである。実際に多読をどのように取り扱うかを考えてみたい。
近年、多くの大学がプレイスメントテストやアセスメントテストとしてTest of English for International Communications Listening and Reading Test (TOEIC) を導入している。一方では、ライティングにおける多読の効果に関する研究が数多く報告されている。多読とTOEICはどちらも受容能力に関わるものであるが、どちらの方がライティング力をより正確に予測することができるのか。本発表では、157名の大学2年次生のライティングテストの結果と多読量、TOEICの結果を様々な角度から統計的に考察する。また、読まれた多読図書の記録から多読の質についても言及する。
発表者は工業高等専門学校で4年、看護専門学校及び大学で3年ほど多聴多読指導を行ってきました。本発表では、多読・多聴をベースとした学習によって見られるポジティブな変化を、①学習者の学習態度、学習効果、情意の面、②その他の英語に関する活動の面から紹介します。また、これらのポジティブな変化の源ともいえる多読図書の魅力の一部を英語母語話者用に書かれたLeveled Readers、絵本、児童書を中心に具体例を示しつつお話しします。