2019年度 日本多読学会年会のご案内

日時 8月4日(日)9:50 - 17:00
参加お申込みはこちら(7/31締切)

場所 東京都新区西新宿7-19-19 SEG
(本部ビルH51教室)
会場へのアクセスはこちら

発表内容(多読指導に関する実践報告、研究発表)
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10:00-10:25 図書館多読による生涯学習への進展(東海地方の例)。
西澤一(豊田高専)

10:30-10:55 ORTコーパスから見えてくるもの。
井村誠(大阪工業大学)

11:00-11:25 大学英語クラスで音声ペンを使用した多聴の試み。
吉田弘子(大阪経済大学)

11:30-12:15 多読用書籍・教材紹介セッション(出版社・販売代理店)
株式会社ネリーズ
コスモピア株式会社
株式会社 三善
株式会社mpi松香フォニックス
ピアソン・ジャパン 株式会社
オックスフォード大学出版局株式会社
Xreading
englishbooks.jp

12:15-12:35 入門用の多読図書紹介
古川昭夫(SEG)

12:35- SEG多読教室見学・ライブラリ見学(約20分)
12:35-13:35 昼食・休憩時間

13:40-14:05 学生主導の課外活動「英語多読多聴マラソン」実践報告(大学)。
藤井数馬(長岡技術科学大学)

14:10-14:35 半期英語科目における多読の導入と課題(大学)。
高橋愛(岩手大学)

14:40-15:05 スマホによる読書記録手帳の構築。
竹村雅史(北星学園大学短期大学部)

15:10-15:35 生涯学習における多読、多読読書会からの事例報告。
髙良則子(沖縄県立芸術大学)

15:40-16:05 多読者の集中力・想像力・質問力を育む音読の活用方法ついて(小学校)。
サム マーチー(尚絅学院大学)

16:10-16:35 小学生の多読実施後の文法指導(ケーススタデイー)。
高瀬敦子(関西学院大学/岩野塾)

16:40-17:00 総会

17:10-17:50 役員会

出版社・書店・代理店展示11社
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参加費:会員無料  非会員1000円

申込み受付はこちらのフォームから(7/31締切)

問合せ: 事務局 nenkai2019あっとe-pal.co.jp(あっとを@に変えてください)

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発表プログラム詳細

日本多読学会2019年会・発表プログラム 8月4日(日)
9:50開会(会長あいさつ 5分)
時間帯 種別 代表者 題名 要旨
10:00-10:25 実践報告 25分 西澤一 図書館多読による生涯学習への進展(東海地方の例) 東海地方では、社会人の生涯学習として図書館多読が普及しつつある。公立図書館が多読用図書を揃え、多読に必要な情報を提供し、読み方講座を開催する等で利用者の多読入門を助け、利用者の相互交流の場を設けて長期継続者を増やしている。図書館多読の事例紹介と、利用者アンケートの結果を紹介する。 一般 豊田高専
10:30-10:55 実践報告 25分 井村誠 ORTコーパスから見えてくるもの Oxford Reading Tree (ORT)シリーズは多読指導の導入教材としてよく用いられている。本発表では、ORT多読パッケージ(Stage 1+ ~ Stage 9 全180冊)をコーパス化して、その語彙・表現および文化的内容について分析した結果を報告する。またその結果を踏まえて、大学レベルの多読教育でORTを活用する際の留意点について考察する。 大学 大阪工業大学
11:00-11:25 実践報告 25分 吉田弘子 大学英語クラスで音声ペンを使用した多聴の試み 大学ではCDプレーヤーやPC室の十分な確保が難しく多聴が実施しにくい環境であった。そこでORT音声ペンを用い、各本のページに貼付した音声シールをタッチするだけで朗読音声を聴くことができる多聴活動を試みた。本発表では、音声ペン導入のための準備、クラス内での実施状況と学生の反応、今後の課題などを紹介する。 大学 大阪経済大学
11:30-12:15 賛助会員(出版社紹介): 5分×5社、10分×2社
12:15-12:35 入門用の多読図書紹介(古川昭夫)
12:35-13:35 昼休み   オプション:Library見学ツアー(12:35-12:55)
13:40-14:05 実践報告 25分 藤井数馬 学生主導の課外活動「英語多読多聴マラソン」実践報告 本発表では、勤務先の大学で2018年度から開始された放課後の学生主導の英語自学自習事業「英語多読多聴マラソン」の実践報告を行う。具体的には、本事業の背景、2018年度の実践と影響、および2019年度の実施状況を報告する。本事業の実践から示唆された、高等教育機関における自学自習としての多読活動の実践のための要点を、教員および学生それぞれの視点から共有する。 大学 長岡技術科学大学
14:10-14:35 実践報告 25分 高橋愛 半期英語科目における多読の導入と課題 発表者は、2019年度から地方国立大学における半期の教養英語科目の一部に多読を導入している。本発表では、発表者の勤務校における英語カリキュラムと多読の導入状況にふれたうえ、発表者の授業での多読の実践と学生の反応について報告を行う。さらに、半期科目で多読授業を実践する際の課題も考察したい。 大学 岩手大学
14:40-15:05 実践報告 25分 竹村雅史 スマホによる読書記録手帳の構築 これまで多読の読書記録は、紙媒体で行われてきた。本発表では、スマホで多読学習者のデータをデジタル化し、読書分量、語数を可視化したアプリのベータ版を紹介する。読書記録手帳の利便性、視認性を高めたアプリは、学習者の多読への動機づけを高める一助にも繋がる。 大学 北星学園大学短期大学部
15:10-15:35 実践報告 25分 髙良則子 生涯学習における多読:多読読書会からの事例報告 大学の教養講座の関連イベントとして、社会人を対象とした読書会を5回にわたって開催した。その中で、76万語を読んだ方の事例を、図書の種類、レベル、読むペース、コメントなどの分析とともに紹介する。また、本県の地域図書館を中心に開催されている多読読書会の現状について報告し、生涯学習における多読の実践方法について考える。 大学 沖縄県立芸術大学
15:40-16:05 実践報告 25分 サム マーチー 多読者の集中力・想像力・質問力を育む音読の活用方法ついて 年齢横断型(小4~中2)の多読ベースのグループレッスンで1)「音読個別発表」と2)発表者主導で音読課題本に関するQ&Aを始めた。年齢の若い二人が特に熱心に取り組むようになり、上級生はユーモアを狙った答えをするようになった。Q&A」直後の音読個別発表では聞き手の集中力も徐々に上がった。しかし、Q&Aによって英語のインプット量が犠牲になり、質疑応答は日本語中心になるという課題が残る。 小学校 尚絅学院大学
16:10-16:35 実践報告 25分 高瀬敦子 小学生の多読実施後の文法指導
(ケーススタデイー)
小学4年9月から小学5年の間に、多読・多聴を実施した小学生5名に6年生から文法指導を開始した。読書量は読書開始時期(4年9月、5年、5年7月)、よって異なる(150~330冊、1万語~10万語)。文法は動詞の時制から開始し、毎週一回の授業で一項目づつ学習していった。最初に多読・多聴による大量の英文をインプットする方が、文法を楽に確実に修得し、アウトプット時の文法的な誤りも少ないように思われる。 小学校 関西学院大学
岩野塾
16:40-17:00 総会
17:10-17:50 理事会